こんにちは、石橋農園代表です。
今年も、着々とイチゴの定植が進んでいます。
先週のブログでは、いよいよ11作目の定植が始まりました、と書きました。
あれから約一週間。
今年は花芽分化も順調に進んでいるようで、去年や一昨年と比べると、ずっと平年並みの時期に定植を進めることができています。
この「花芽分化」。
イチゴ農家以外の方には、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
ものすごく簡単に言ってしまえば、
「葉っぱやランナーを作るだけじゃなくて、そろそろ花を作る準備ができたよー」
という、イチゴからのサインです。
僕たちイチゴ農家にとって、このサインはとても大切。
まだ花芽分化が進んでいない状態で定植してしまうと、花が咲く時期が遅くなり、当然イチゴを収穫できる時期もずっと先になってしまいます。
そのため定植直前のこの時期は、
「そろそろかな」
「もう大丈夫かな」
と、毎年ドキドキしながら花芽分化の結果を待っています。
特に昨年はなかなか花芽分化が進まず、10月に入っても確認できない苗がありました。
「これ、年内にイチゴが採れないんじゃないか……」
と、なかなか絶望的な気持ちになったのを覚えています。
それに比べれば、今年はずいぶん順調。
例年通りの時期に花芽分化が進んでくれているようです。
ありがたいことなのですが、そのおかげもあって、この2週間はとっても忙しく過ごしています。
この時期の僕の大きな仕事は、農園全体の段取りを作ること。
作業に来てくれる農園スタッフのみんなが滞りなく仕事を進められるように、その日の仕事を準備して、一日の流れを組み立てていきます。
ただ、この時期は一年の中でも1、2位を争うくらい、いろいろな仕事が同時に動く季節です。
育苗ハウスでは、まだ植えていない苗のお世話。
本圃ハウスでは、定植に向けて畝を作る。
準備ができたら苗を運んで、みんなで定植。
そして定植が終わったハウスでは、今度は植えたばかりの苗への水やりが始まります。
育苗ハウスへ行って、本圃ハウスへ行って、また別のハウスへ。
あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
とにかくいろいろな仕事が広い範囲で同時に発生するので、毎日バタバタと農園の中を動き回っています。
花芽分化が順調な今年は、特にですね。
予定通り進めば、今週中にはすべての定植が終わる予定。
始めてから約2週間とちょっと。
石橋農園にしては、なかなかのハイペースです。
育苗ハウスに所狭しと並んでいた苗たちも、日に日に少なくなってきました。
春から夏にかけて、ずっとここで水をやりながら育ててきた苗たち。
それが一つずつ本圃ハウスへ運ばれ、畝に植えられていきます。
小さなポットから土の中へ。
ここからは、自分の根を伸ばして、自分で水や肥料を吸いながら生きていくことになります。
なんだか、育ててきた子たちを一人ずつ送り出しているような。
そんな何とも言えない気持ちにもなります。
……とはいえ、感傷に浸っている暇もなく。
今日も忙しさに振り回されています。
今日は雨。
雨の日は晴れた日に比べて水やりの回数が少なくなるので、ほんの少しだけ楽ができます。
その分、溜まっているパソコン仕事を進めなければ。
このブログも、そのうちのひとつですね。
外も少しずつ暗くなってきました。
今日もあともうちょっと。
暗くなるまでは、頑張ります。

この子たちの新しい居場所

大きくなってね

新葉も順調そうです