こんにちは、石橋農園代表です。
今年も畝(うね)立てが無事に完了しました。
イチゴ農家にとって、年に一度の大仕事です。
土耕栽培の場合、ここで作った畝は9ヶ月間、翌年の6月までずっとイチゴたちの居場所になります。
シーズンの間に崩れてしまっては困るし、畝の高さが高すぎても低すぎてもいけません。
この畝の出来が良いかどうかで、その年の成否が決まる…といっても大げさではないと思います。
特に、自然の力に助けてもらいながら育てる石橋農園のようなスタイルでは、この「土台づくり」がいっそう重要。
苗が多少弱くても、土壌がしっかりしていればどうにかなる。
そんな気持ちを込めながら、毎年この作業に向かっています。
畝立てはとにかく重労働です。
重たい管理機をしっかり操作しなければならないので、力仕事の要素が大きい。
うちの農園は女性スタッフが多く、みんな小柄。
だからこそ、この作業は僕の出番です。
イチゴ農家になってから30kg増量したこの身体は、このためにあるのかもしれません・・・
重労働ではありますが、終わったあとは「今年もやりきったな」という充実感があります。
こうして10年目の畝立ても無事に完了しました。
明日からはいよいよ定植作業がスタート予定です。
また長いシーズンが始まりますが、まずはしっかりと整えられた畝の上に苗を植えられることに、ひと安心です。
ここからまた9ヶ月間、イチゴたちと一緒に歩んでいきたいと思います。