こんにちは、石橋農園代表です。
石橋農園、今年もメロン栽培に挑戦しています。
が………今年は結構大きな失敗をしていて、収穫量は去年の半分程度になってしまいそうです。。
去年の夏から新たな試みとして始めたメロン栽培。
農園のある島根県安来市ではわりとイチゴの裏作としてメロン栽培をする農家さんは多く、イチゴとメロンの複合経営は珍しくありません。
夏場の貴重な収入源としてうちの農園でも同じようにできないかと去年が初挑戦、今年は2作目になります。
去年もそこそこ苦労してメロン栽培に取り組みました。
初めての作物で勝手が分からず、またイチゴとは全く違うスピード感で成長が進むメロンには驚かされてばかりでした。
僕らイチゴ農家はイチゴの栽培を長距離マラソンに例えて話すことが時々あります。
9月に定植をしたら栽培開始、11月に収穫を始めたらそのまま待ったなしで6月の収穫終わりまで休憩無しで走り抜くのがイチゴ栽培です。
翻ってメロンの場合は、(石橋農園の場合は)5月連休明けに定植、ツルの誘因作業などいろいろな作業をイチゴ管理の合間に少しずつ進めていき、8月のお盆過ぎには収穫、というスケジュール感です。
定植から収穫まで90日、イチゴの半分以下の日数であっという間に過ぎていきます。
まるで短距離走のよう。。そこまでやるべき管理が多いわけでもないのですが、それでも時間に追いかけられながら急かされるように作業をしないといけないのがメロン栽培です。
まだまだ勉強不足です。
今年はモザイク病(のように見える…?)によってたくさんの株を枯らせてしまいました。
210本植えたメロン、収穫に向かえるのは80本程度、出荷ができそうなものはそこからさらに減ると思われます。
もっと早く手を打つことができれば、、と悔やまれます。
せめて生き残ってくれた子たちだけでも、しっかりお客様のもとまでお届けできるようにこれから丁寧にケアをしていきます。
慣れないメロン栽培に翻弄されている僕を見かねてか、スタッフたちが栽培について勉強してくれるようになりました。可能性のある病気や対処法などを調べてくれたのも農園スタッフです。
来年はもっと彼らを頼って、教えてもらいながら一緒にメロン栽培に取り込んでみようと思います。
そんなことを思う今日この頃でした。
メロン収穫は8月19日~23日あたりで行う予定です、本数が少ないのであっという間に終わります。
出荷量は激減してしまいますが、せめて生き残った子たちだけでもキレイで美味しいメロンが育ちますように。