こんにちは、石橋農園代表です。
このところ朝晩の空気がぐっと冷え込み、ハウスの管理にも少しずつ冬の気配が近づいてきました。
農園と私の家は、農家としては少し珍しく、車で30分ほど離れています。
だからこそ、天気の読み違いにはちょっと苦労します。
前日の夜に天気予報を確認して、
「明日は曇りか雨だし、ハウスは閉めて帰ってゆっくり寝よう」と思っていたら、
翌朝カーテンを開けるとまさかの快晴。
焦りながら車を走らせて、あわてて換気を開けに行く…そんな朝が何度もあります。
農家に「日曜日」という言葉はありません。
自然のリズムに合わせて動く毎日です。
それでも、こうして一日の始まりにハウスの中に光が差し込むのを見ると、
あぁ、今日もまたこの仕事を続けられるなと、少し嬉しくなります。
先日は、恒例となった「定植おつかれさま会」を開きました。
この時期になると、農園スタッフたちが一堂に集まって顔を合わせます。
みんなでテーブルを囲みながら話していると、
「この農園は本当に多くの人の力で成り立っているんだなぁ」としみじみ感じます。
お供はもちろん、珈琲屋日々の今井さんのコーヒー。
夏の間はアイスコーヒーが定番でしたが、
この季節はやっぱりホットが美味しいですね。
手にカップを持つ時間が、少し特別に感じられます。
11月に入り、いよいよハウスの冬支度が始まります。
まだ昼間は日差しが強い日もありますが、
朝方や夕方には冷たい風がハウスの間を抜けていきます。
これからの季節、作業場もだんだんと冷えてきますが、
温かいコーヒーと、頼もしい仲間たちがいれば大丈夫かな。
今日もまた、ゆっくりと丁寧に、冬を迎える準備を進めていきます。
