こんにちは、石橋農園代表です。
7棟分の定植作業、予定通りゆっくり丁寧に進めて、ようやくほぼ完了しました。
植え終わった畝を眺めると、毎年のことながらホッとします。
夏の間じっくりと育ててきた苗たちが、ようやく自分たちの居場所を得た瞬間。
ここから、いよいよ本格的なシーズンが始まります。
定植が終わったハウスでは、すぐに水やりがスタートします。
天気の良い日には朝と夕方の2回。
石橋農園ではマルチングまでの期間、チューブ灌水とシャワー灌水を併用しています。
この作業、1棟ずつ丁寧に行うのでとても時間がかかります。
晴れた日には、水やりだけであっという間に一日が終わってしまうほどです。
今年は特に苗の状態が少し弱めなので、水やりと同時に1本1本の苗の様子をしっかり観察するようにしています。
シャワー灌水の途中で立ち止まって、葉の色や新葉の状態、根元の湿り具合などを確認。
「ちょっと過保護かな」と思うくらいに、今月末のマルチングまでは丁寧に育てていくつもりです。
そして今日、ふと一番小さなハウスの裏に回ってみると、そこには蕎麦の花が一面に咲いていました。
ご近所農家さんの畑の一角です。
まっ白い小さな花が風に揺れていて、まるでちょっとしたお花畑のよう。
忙しい毎日のなかでも、こういう瞬間に出会えるのが農園の良いところだなあと感じます。
これからまた長いイチゴシーズンが始まります。
まずはしっかりと根を張らせ、元気に育ってもらえるよう、毎日の水やりを大切に続けていきます。