こんにちは、石橋農園代表です。
今年もトラクターの爪交換を行いました。
毎年夏のどこか、農園が比較的落ち着く時期に行う恒例作業です。
イチゴ栽培でトラクターが活躍するのは限られています。
主に、定植前の畝づくり(9月)と、シーズンが終わってハウスの片づけをする(7月)とき。
あとは時々、除草作業のために使う程度です。
広大な農地を持っているわけでもなく、トラクターを年中動かしているわけではありません。
それでも、毎年欠かさず爪を交換しておくのは、次のシーズンを気持ちよく迎えるための大事な準備。
新品の爪と、今まで使ってきた爪を並べてみると、その違いに驚かされます。
すっかり削れて丸く小さくなっていて、一年の作業の積み重ねを物語っているようです。
今年はさらに、削れすぎて使えなくなったボルトも見つけたので、新品に交換しました。
爪交換は年に1回の、「農家のメカニック仕事」。
普段は作物や土と向き合う時間が多いぶん、こうした時期の決まっている整備をしていると、
「あぁ、また季節が一巡りしてきたな」と感じさせられます。
そして、明日からは9月。
いよいよイチゴの定植シーズンが近づいてきます。
土を整え、道具を整え、また新しい季節へ。
農園の一年はこうして巡りながら、少しずつ積み重なっていきます。