こんにちは、石橋農園代表です。
今週から一気に寒くなり、急に冬めいてきました。
農園では冬支度を始めています。
石橋農園では先週からマルチングを開始しました、
これは、イチゴを定植した畝にビニールを被せていく作業ですね。
これをすることで培地温、湿度の確保、防虫などの効果があります。
例年では10月20日頃から始める作業、今年は暑い日が続いたので10日程度遅らせてのスタートになりました。
石橋農園で使っているのは白マルチと黒マルチ、一般的には黒マルチの方がまだまだ主流ですがうちでは白マルチをメインに使用しています。
品種や定植時期によってマルチの色を使い分け、がっちりと成長するようにとか、温かくなって果肉が柔らかくなる春にも高品質なものが採れるように、とか考えながら行っています。
この作業が終わるとハウスの中の様子が一気に変わるんです!
今までは土の茶色が目立っていたハウス、この作業が終わったとたん施設園芸ハウス感が出てきますね。
マルチングが終わるとすぐにエアマット付けが始まります、梱包材などで使われるプチプチを畝に張っていく作業です。
イチゴが実り始めたらその果肉の重さでゆっくりゆっくりと首が垂れてくるので、畝にぶつかって傷まないようにするためのものになります。
あと保温や薬液の汚れを防ぐ効果もあります。
ひと月前とはガラッと見た目が変わったハウス内部、イチゴの収穫が待ち遠しいですね。
開花の様子を見ているとやはり例年よりも遅れ気味、去年もでしたが夏の酷暑の影響で花芽分化が遅れていました。
その結果いつもなら10月下旬には開花していたのが11月上旬になってようやくちらほらと咲き始めたという感じです。
今年も12月は収穫量が激減しそうです。
ケーキ屋さんからの注文も今年はお断りをしています。
いつもうちのイチゴを使ってくださっている方々には申し訳ない気持ちになりますが、、こればかりは人間がコントロールできないんです…
これから残暑の厳しい夏が当たり前になると、12月にイチゴが採れないのも当たり前になるかもしれませんねぇ…
農家にとって厳しい気候になりました。
適応できるように常に変化し続けられる農園になりたいものです。
そういえば10月末には美味しまね認証ゴールドの監査がありました。
これは認証を取得してから必ず毎年あるチェックのようなものです。
今年も無事に監査終了、是正項目なし、口頭注意もなしのパーフェクトな結果でした。
石橋農園が安心、安全な農園であるということを今年も証明していただきました。
資料の確認は大変ですが、こうやって島根県のお墨付きを頂けるのはありがたく、モチベーションも上がります。
11月は母校安来高校にイチゴ農家のお話をしに行く機会もあります。
定植が終わってからパソコン作業ばっかりしています。